80歳で歯が20本以上あれば、食べる幸せを感じられる
2020年1月25日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「8020運動」をご存知ですか?
ご高齢になっても豊かな暮らしを続けるためには、自分の歯でおいしくものを食べることが大切です。
男女の平均寿命である80歳で自分の歯が20本あれば、満足できる食生活を送れるといわれています。
「8020運動」は、生涯を通じて食事を楽しみ、質の良い暮らしを送れるようにという願いを込めて、平成元年から厚生労働省と日本歯科医師会が行っている運動です。
この運動が始まった当初、80歳の歯の平均残存数は4~5本でした。
80歳で20本の歯が残っている人は全体の7%程度にすぎませんでした。高齢になると歯を失くし、入れ歯を使うのが当たり前のように考えられていた時代です。
それが、2016年の調査では、51.2%まで改善されました。半数以上の人が、20本以上、自分の歯を残すことができています。
ここまで改善されると、80歳で自分の歯を20本残すというのは、誰にとっても夢ではなく、実現可能な目標といえます。
80歳で20本の歯を残すことを目標にするならば、生活習慣病といわれる歯周病の予防が重要なカギになってきます。
日頃の生活習慣を見直し、栄養バランスのよい食生活や、規則正しい生活を行うことが大切です。
毎日の歯磨きをしっかりと行い、歯科医院での定期検診やメンテナンスを組み合わせ、デンタルケアを継続していきましょう。
また、何らかの理由で8020を達成できなかったとしても、インプラントや入れ歯などの義歯で失った歯の機能を補うことができます。
しっかりものを食べて飲み込める、全身の健康状態を保つことも大切です。噛むことが認知症を予防するという研究報告もあります。
谷山歯科クリニックでは、8020を達成できるように、定期検診やメンテナンスでお口の健康を守るサポートをしています。
歯やお口に関するお困りごとがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
歯磨き後に口をゆすぐのは1回でいいって本当?
2020年1月18日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
歯磨き後のうがい、どのようにしていますか?
歯磨き粉の味がなくなるまで、何度も何度も、という方が多いかもしれませんね。
ですが、本来は「軽く1回」だけで十分なのです。
「えっ、それじゃあ歯磨き粉の味が口の中に残ったままにならない?」と思われたかもしれませんが、実はそれが目的です。
歯を磨くときは、いきなり歯磨き粉をつけるのではなく、まずは何もつけないで磨きます。
磨き残しをしないように、奥の方から順番に磨いていくというように、磨く順番を決めておき、1本1本ていねいに磨いていきます。
1日1回は、歯間ブラシやデンタルフロスなどを利用して、歯と歯のすき間などの磨き残しが出やすいところまで、しっかりと磨き上げるようにしましょう。
歯を磨き終わったらお口をゆすぎます。この段階で、汚れを全体的に落とし、最後に歯磨き粉をつけて仕上げ磨きを行います。
市販の歯磨き粉にはたいていフッ素が配合されていますが、歯科医院専売の歯磨き粉にはフッ素の配合率が高いものがありますのでケアに採り入れるのもおすすめです。
フッ素は歯の再石灰化という作用を促し、歯を強化するサポートをしますので、できるだけ歯に浸透させるほうが良いのです。
ゆすいで落としてしまったら、せっかくのフッ素のパワーを得ることができません。
歯磨き粉をお口全体に行き渡らせたら、ゆすぎすぎないで、少し味が残っているくらいの状態で歯みがきを終えます。
谷山歯科クリニックでは、一人ひとりのお口の状態に合わせた効果的な歯磨きの方法をアドバイスしています。
歯科専売のデンタルケアグッズも数多くご用意しておりますので、興味のある方は受付でお声がけください。
フッ素って安全?子どもの虫歯予防に使って大丈夫?
2020年1月11日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
お子さまのむし歯予防に「フッ素塗布」を考えながらも、「フッ素って安全?」「そもそもフッ素って何?」という疑問をもっている親御さんもいらっしゃることでしょう。
ここでは、フッ素による予防の安全性・有効性についてお話ししたいと思います。
フッ素とは、自然界に存在する元素のひとつです。
フッ素のむし歯予防に対する有効性・安全性は、半世紀以上に渡って研究が行われており、その結果に基づいてWHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)でも利用を推奨されています。
何についても過剰摂取すると、本来の良い効果を得にくくなるのと同様で、フッ素も規定量を正しく使用していれば、お子さんのむしh問題ありません。
フッ素がむし歯予防に有効なのは、歯を強化する働きをするからです。
歯は、食事をすると、表面の成分が溶け出す仕組みになっています。そして、唾液に含まれるカルシウムイオンとリン酸イオンで表面のエナメル質が修復されることを繰り返します。
これを「再石灰化」といいます。この再石灰化のサポート&強化に役立つのがフッ素です。
まだほんの初期の、むし歯になりかけている状態の歯なら修復されて治ることがあるほどです。
フッ素は再石灰化を促進します。歯質の主成分であるハイドロキシアパタイトと結びつき、フルオロアバタイトという硬い構造に変化して表面のエナメル質を強化します。
そして、むし歯菌の活動を弱め、むし歯になりにくい状態を保ちます。
自宅でも、フッ素入りの歯磨き剤や洗口剤を使って、フッ素ケアができます。
ケアの後に口をすすぎすぎるとフッ素がすべて流れてしまうので、口をすすぐのは軽く1回だけで大丈夫です。
毎日の自宅でのケアと、定期的な歯科医院でのケアを併用すれば、むし歯を予防し、歯をどんどん強化していくことができるでしょう。
谷山歯科クリニックでは、お口の状態に合わせた効果的なフッ素ケアの方法をアドバイスしています。ご家族の皆さんでご来院ください。
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
2019年12月22日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「安心できる環境で治療を受けたい」と考えている方は、たくさんいらっしゃると思います。
当院は、厚生労働省が規定するあらゆる基準をクリアした歯科医院だけが認定される「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です。
全国7000以上の歯科診療所のうち、約10%のみが該当診療所として認定されています(平成29年4月時点)。
この認定をうけた歯科医院を選んだ理由を調査したところ、次のような声が上がっています。
・かかりつけの歯科診療所だから
・歯科医師や職員の感じがよいから
・むし歯や歯周病の定期的な管理をしてくれるから
・信頼している歯科医師がいるから
(厚生労働省:診療報酬改定の結果検証に係る特別調査/平成28年度より)
つまり、厚生労働省より定められた施設基準を明確にクリアしているため、患者さまにご満足いただける診療・治療が実現するからといえるでしょう。
「むし歯や歯周病の重症化予防」を目的としています。
これまでのように悪くなってからの治療が中心の歯科医療ではなく、予防に重点を置き、生涯を通じて歯とお口の健康を守っていくための診療を提供する機能が充実した歯科医院が、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として認可されています。
厚生労働省による施設基準を、わかりやすく簡単に説明してみましょう。
・より安心・安全な環境で診療を行うために、感染症対策や医療事故などに関する研修を行っていること。
・高齢者についての医療知識を修得した常勤の歯科医師が1名以上いること。
・歯科訪問診療にも緊急時に迅速に対応できること。
・歯科医師が複数名または、歯科医師と歯科衛生士が各1名以上いること。
・緊急時に対応できるよう、他の医療機関と連携体制がとれていること。
・院内の衛生管理、感染症対策について基準を満たしていること。
・万が一の安全対策のため、AEDや救急蘇生セットなど規定の機器や設備が整っていること。
・1年以内に歯科訪問診療・歯周病の安定期治療、クラウンやブリッジの維持管理などの診療実績があること。
…などといった内容が施設基準として設けられています。
こうした項目を見ると、安心して診療を受けられる環境であることがよくわかると思います。
谷山歯科クリニックでは、厚生労働省認定のかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所という目に見える確かな形でスタッフのスキルや設備の充実度がクリアになっているので、安心して診療を受けていただけます。
生涯を通じて快適に暮らしていくために、ぜひご一緒に、歯とお口の健康を守っていきましょう。
保険で歯を白く治せる?コンポットレジンをご存知ですか?
2019年12月15日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
保険診療でも、白い詰め物での治療ができます。
かつては歯の治療をして詰め物や被せ物をする場合、銀歯にするのがあたりまえでした。
近頃は、過去の治療で入れた銀歯を、白い歯科材料「コンポットレジン」や「セラミック」に変える方が増えています。
白い歯科材料は、目立たなくて自然という審美面のメリットと、金属アレルギーの不安がないという機能面でのメリットが得られます。
銀歯の詰め物を白くしたい時、コンポットレジンという白い歯科素材を使って治療できます。
歯と似た白さを選ぶことができるので、とても自然です。
口を大きく開けて笑ったり喋ったりしても、詰め物が目立たないので、付け替えを行った患者さまからは「ストレスやコンプレックスが解消された」と好評です。
ただし、コンポットレジンは歯科用のプラスチックなので、そこまで強度があるわけではありません。
あまり強い力を加えないように気を付けながら、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けましょう。
大切に使って、長持ちさせてください。
目立つのが嫌とか、金属アレルギーが心配とか、近ごろは敬遠されがちな銀歯ですが、長年に渡り歯科素材として重宝されてきたのですから、もちろん良いところがあります。
まずは、非常に丈夫であることです。お口の中という過酷な環境にさらされ、歯と噛み合わせても、すり減ったり割れたりすることが少ないのは良いところといえます。
強度に優れているということは、薄くしても大丈夫ということ。つまり、装着する際に削る歯質の量が少なくて済むのです。歯を大切にできることは、大きなメリットです。
丈夫でありながら加工しやすいので、細かい部分まで作り込めて、歯にぴったりフィットさせやすいのも魅力です。
谷山歯科クリニックでは、保険診療のコンポットレジンのほか、美しくて丈夫なセラミックで歯を白く治療することができます。
「白い歯に治療する方法について、話を聞いてみたい」という方は、カウンセリングだけでも歓迎しています。いつでもお気軽にご来院ください。
なぜ!?歯磨きしてるのに虫歯になる理由
2019年12月8日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「歯磨きしているのに、むし歯ができた!なぜ!?」
もしかすると、毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、歯磨きが十分でなかったのかもしれません。もしくは、食生活や体調が原因かもしれません。
いろいろな要因が考えられますが、実際、むし歯になりやすい人となりにくい人がいるのは確かなことです。
自分がむし歯になりやすいかもしれないと気づいた時、その理由は?なんとかできない?といった疑問が次々に沸いてくると思います。
お口の中には、数十億もの菌が存在しています。
むし歯菌もそのひとつですが、生まれたての赤ちゃんのお口には、むし歯菌の代表格であるミュースタンス菌は存在していません。生活しているうちに親御さんや周りの大人からうつります。
乳歯の奥歯が生える1歳7カ月~2歳7カ月の間がとても大切です。この時期にむし歯菌に感染せずに済めば、むし歯になりにくいお口の環境ができあがります。
この時期に良い環境をつくれていれば、後でミュースタンス菌が入ってきたとしても、むし歯に全くならないわけではないですが、「むし歯になりやすい人」には、ならずに済むでしょう。
食事の時間はきちんと決めていますか?食事以外の時間にしょっちゅうおやつをつまんだり、甘いドリンクをダラダラと飲み続けてしていませんか?
口の中に糖が残っている状態が長く続くと、それをエネルギーとしてむし歯菌の活動が活発化します。
デスクワークのおともに、ついつい甘い飲物やチョコレートなどのお菓子を口に含んでしまうという方は要注意。むし歯菌が喜ぶエサを自ら与えているようなものです。
こうした食習慣の乱れが、むし歯になりやすいお口の環境をつくっていることがあります。
唾液の量が減っていると、自浄作用や再石灰化作用といった歯をきれいにしたり強くしたりする機能が低下します。
口の中が乾燥しないように、口呼吸をせずに鼻で息をする、乾燥を感じたらマスクをする、水でお口を潤すといった対策をしましょう。
また、免疫力が下がっていると風邪をひきやすいのと同じように、むし歯にもなりやすいといえます。生活習慣を見直し、体調管理することは健康の基本といえるでしょう。
気を付けることは色々ありますが、最も大切なのは毎日しっかり歯を磨くことです。
むし歯になりやすいのは、単純に磨き残しが多いからかもしれません。
いつもの歯ブラシに、デンタルフロスなどの補助器具を追加して、磨きにくいところまでしっかりとケアしましょう。
谷山歯科クリニックでは、いつまでも健康で楽しく暮らしていただくために、お口の健康を守るサポートを行っています。
定期検診・メンテナンスを続け、せひ、むし歯になりにくいお口の環境を手に入れてください。
キシリトールガムでむし歯予防!ガムの選び方・噛み方
2019年12月1日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「キシリトールがむし歯予防に良い」という情報は、テレビCMなどの影響もあってご存知の方が多いのではないでしょうか?
キシリトールが配合されたガムをむし歯予防のために摂る場合、ガムの選び方や摂り方に気をつける必要があります。
ここでは、キシリトールガムの選び方や、噛むタイミングについて説明したいと思います。
キシリトールは、白樺などに含まれる成分からつくられた天然由来の甘味料です。
FAO(世界食料農業機関)・WHO(世界保健機関)・合同食品添加物専門家委員会(JECFA)といった公的機関でも、安全性の高さが認められています。
ただし、大量に摂取しすぎると下痢を起こすことがあるので気を付けましょう。
むし歯菌の代表格であるミュースタンス菌は、お口の中に残された糖を取り込んで増殖し、酸を出して歯を溶かします。
ガムやタブレットで摂取したキシリトールがお口に入ってくると、ミュースタンス菌が糖として取り込みます。けれども、キシリトールではミュースタンス菌の増殖には役に立ちません。その無駄な行為を繰り返しているうちにむし歯菌が減少し、むし歯の発症を抑制するのです。
さらにキシリトールは、歯の再石灰化作用をサポートするため、歯の強化にも役立ちます。
キシリトールガムでむし歯予防の効果を得たい場合、含有している糖の50%以上がキシリトールであることが重要です。
市販のものでは、なかなかそこまでの含有量はありません。その分、長く噛む必要があります。20~30分くらい噛み続けるとよいでしょう。
歯科医院でのみ取り扱いのあるガムは、キシリトール90%以上含有しているものが多いので、そこまで時間をかけて噛まなくても大丈夫です。
キシリトールガムを噛むタイミングは、食後30分以内に2粒ずつくらいの摂取が適量です。
また、噛んだ時に出る唾液はすぐに飲み込まず、お口全体にいきわたるようにするとよいでしょう。
優れたパワーを発揮するキシリトールですが、歯垢や汚れを除去することはありませんので歯磨きの代わりにはなりません。
毎日の歯磨きや、歯科医院でのメンテナンスはこれまで通り行う必要があります。
谷山歯科クリニックでは、お口の状態に合わせたケア方法のアドバイスを行っています。一緒にむし歯予防を行っていきましょう。
医療機関専売のキシリトールガムをご希望の方は、受付でお声掛けください。
むし歯は伝染する!?スプーンや食器からもうつります
2019年11月18日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、むし歯菌ゼロだということをご存知ですか?
生活するうちに、ご家族を中心とした周囲の大人から菌がうつります。
…ということは、むし歯はうつる?ということにはなりますが、もうすこし詳しく、その対策なども合わせて説明したいと思います。
お子さんが3歳になるまで、むし歯菌がうつらないように注意すると、むし歯になりにくい健やかなお口の状態になります。
それまでは、かわいいからといってキスなどのスキンシップは避けましょう。むし歯菌がうつってしまいます。
スプーンやコップなど、食器を共有するのもハイリスクです。熱いものをフーフーと冷まして食べさせてあげるだけでもうつることがあります。
もしむし歯菌がうつってしまったとしても、しっかりとケアを行っていけば、むし歯を予防することは可能です。
むしろお子さんを無菌状態のまま育てることはできませんので、菌に負けない健康な身体づくりや、歯磨きの励行をしたほうが現実的ですし効果的といえるでしょう。
実際に、学校保健統計調査(平成30年度:文部科学省)によると、幼稚園生の子どもでむし歯のある子どもは、昭和47年には90%以上でしたが、平成30年度には20%まで減少しています。
こうした効果が出ているのが、歯を磨く習慣付けやフッ素塗布などの予防処置などを行っている地域に限られることからも、しっかりと予防を行っていくことで、むし歯が予防できることがわかります。
3歳までに人からうつされて感染しやすいお口の環境かどうかが決まるので、大人の場合、キスなどのスキンシップでの感染についてはさほど気にする必要はないでしょう。
とはいえ大人の場合も、鍋料理を直箸でつついたりすると歯周病菌がうつります。
感染したからといって誰もが必ずしもむし歯や歯周病を発症するわけではなく、生活習慣などの心掛け次第。日頃から免疫力を高め、お口のケアをしっかりとして感染予防しておきましょう。
谷山歯科クリニックでは、お子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の方のお口の健康をお守りするお手伝いをしています。
通院しやすい駅近の歯科医院ですので、ご家族の皆さんの「かかりつけの歯医者さん」としてお気軽にお越しください。
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乳歯のむし歯は生え変わるから放置…その考えはキケンです
2019年11月12日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「乳歯はいずれ永久歯に生え変わるから、むし歯になっても構わない」と思っていませんか?
その考え方は、お子さんの将来の歯の健康に暗い影を落とします。
乳歯のむし歯を放置すると、どんな影響があるのか、確認してみてください。
乳歯がむし歯になってしまったら、できるだけ早期治療を行いましょう。
放置すればするほど、お口の中のむし歯菌が増殖します。
むし歯になりやすいお口の環境ができてしまうと、永久歯が生えてきても、むし歯菌に侵される可能性が高まります。
また、乳歯のむし歯は外から見てわかりにくいため、十分に注意してください。
初期段階の乳歯のむし歯は、白い色のままで、歯の透明感が失われた程度しか見た目の異変がないことが多いので、注意深く見守る必要があります。
茶色や黒色に変色し、いかにもむし歯といった見た目になった歯は、かなりむし歯が進行しています。
乳歯のむし歯が酷くなっても、「また永久歯が生えてくるし、抜いてしまえばいいか」と気軽に考えるのはリスクが高いといえます。
乳歯の歯列に歯が抜けた空きスペースがあると、永久歯の“歯並びが悪くなるリスク”が高まるのです。
歯は空いたスペースがあると、そこへ動いていく性質があります。
矯正などは、そうした歯の性質を利用して行われますが、この場合は、意図せずに歯が動き出してスペースが狭まってしまうので、永久歯がまっすぐに生えてこられないかもしれません。
そうなると、永久歯がガタガタの歯並びになってしまうことに…。
もっと怖いのは、むし歯が歯の根まで至ったために、その下で育っているはずの永久歯にまで影響が及ぶことです。
発育できず、永久歯が生えてこないといったことにもなりかねません。
お子さまが将来、むし歯や歯並びで悩むことがないよう、乳歯のむし歯は親御さんが早めに対策してあげてください。
谷山歯科クリニックでは、お子さまのペースに合わせて無理のない治療を進めていきます。無理矢理なことはしません。
フッ素塗布やシーラントなど、むし歯予防の処置も行っています。お子さまの歯やお口について、気になることがあればお気軽にご相談ください。
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ブログをはじめました
2019年5月31日
どうぞよろしくお願いいたします。