乳歯のむし歯は生え変わるから放置…その考えはキケンです
2019年11月12日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「乳歯はいずれ永久歯に生え変わるから、むし歯になっても構わない」と思っていませんか?
その考え方は、お子さんの将来の歯の健康に暗い影を落とします。
乳歯のむし歯を放置すると、どんな影響があるのか、確認してみてください。
乳歯がむし歯になってしまったら、できるだけ早期治療を行いましょう。
放置すればするほど、お口の中のむし歯菌が増殖します。
むし歯になりやすいお口の環境ができてしまうと、永久歯が生えてきても、むし歯菌に侵される可能性が高まります。
また、乳歯のむし歯は外から見てわかりにくいため、十分に注意してください。
初期段階の乳歯のむし歯は、白い色のままで、歯の透明感が失われた程度しか見た目の異変がないことが多いので、注意深く見守る必要があります。
茶色や黒色に変色し、いかにもむし歯といった見た目になった歯は、かなりむし歯が進行しています。
乳歯のむし歯が酷くなっても、「また永久歯が生えてくるし、抜いてしまえばいいか」と気軽に考えるのはリスクが高いといえます。
乳歯の歯列に歯が抜けた空きスペースがあると、永久歯の“歯並びが悪くなるリスク”が高まるのです。
歯は空いたスペースがあると、そこへ動いていく性質があります。
矯正などは、そうした歯の性質を利用して行われますが、この場合は、意図せずに歯が動き出してスペースが狭まってしまうので、永久歯がまっすぐに生えてこられないかもしれません。
そうなると、永久歯がガタガタの歯並びになってしまうことに…。
もっと怖いのは、むし歯が歯の根まで至ったために、その下で育っているはずの永久歯にまで影響が及ぶことです。
発育できず、永久歯が生えてこないといったことにもなりかねません。
お子さまが将来、むし歯や歯並びで悩むことがないよう、乳歯のむし歯は親御さんが早めに対策してあげてください。
谷山歯科クリニックでは、お子さまのペースに合わせて無理のない治療を進めていきます。無理矢理なことはしません。
フッ素塗布やシーラントなど、むし歯予防の処置も行っています。お子さまの歯やお口について、気になることがあればお気軽にご相談ください。
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