なぜ!?歯磨きしてるのに虫歯になる理由
2019年12月8日
皆さん、こんにちは。
神戸市須磨区の須磨公園駅にある、谷山歯科クリニックです。
「歯磨きしているのに、むし歯ができた!なぜ!?」
もしかすると、毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、歯磨きが十分でなかったのかもしれません。もしくは、食生活や体調が原因かもしれません。
いろいろな要因が考えられますが、実際、むし歯になりやすい人となりにくい人がいるのは確かなことです。
自分がむし歯になりやすいかもしれないと気づいた時、その理由は?なんとかできない?といった疑問が次々に沸いてくると思います。
お口の中には、数十億もの菌が存在しています。
むし歯菌もそのひとつですが、生まれたての赤ちゃんのお口には、むし歯菌の代表格であるミュースタンス菌は存在していません。生活しているうちに親御さんや周りの大人からうつります。
乳歯の奥歯が生える1歳7カ月~2歳7カ月の間がとても大切です。この時期にむし歯菌に感染せずに済めば、むし歯になりにくいお口の環境ができあがります。
この時期に良い環境をつくれていれば、後でミュースタンス菌が入ってきたとしても、むし歯に全くならないわけではないですが、「むし歯になりやすい人」には、ならずに済むでしょう。
食事の時間はきちんと決めていますか?食事以外の時間にしょっちゅうおやつをつまんだり、甘いドリンクをダラダラと飲み続けてしていませんか?
口の中に糖が残っている状態が長く続くと、それをエネルギーとしてむし歯菌の活動が活発化します。
デスクワークのおともに、ついつい甘い飲物やチョコレートなどのお菓子を口に含んでしまうという方は要注意。むし歯菌が喜ぶエサを自ら与えているようなものです。
こうした食習慣の乱れが、むし歯になりやすいお口の環境をつくっていることがあります。
唾液の量が減っていると、自浄作用や再石灰化作用といった歯をきれいにしたり強くしたりする機能が低下します。
口の中が乾燥しないように、口呼吸をせずに鼻で息をする、乾燥を感じたらマスクをする、水でお口を潤すといった対策をしましょう。
また、免疫力が下がっていると風邪をひきやすいのと同じように、むし歯にもなりやすいといえます。生活習慣を見直し、体調管理することは健康の基本といえるでしょう。
気を付けることは色々ありますが、最も大切なのは毎日しっかり歯を磨くことです。
むし歯になりやすいのは、単純に磨き残しが多いからかもしれません。
いつもの歯ブラシに、デンタルフロスなどの補助器具を追加して、磨きにくいところまでしっかりとケアしましょう。
谷山歯科クリニックでは、いつまでも健康で楽しく暮らしていただくために、お口の健康を守るサポートを行っています。
定期検診・メンテナンスを続け、せひ、むし歯になりにくいお口の環境を手に入れてください。